01「役所に払う額」は3分野で桁が違います
- 軽貨物の届出は0円。手数料そのものがありません。
- 自動車の登録は数百円。移転登録が700円、変更登録が500円。永久抹消登録は無料です。
- 古物商許可は19,000円。しかも不許可でも返還されません。
02法定費用(役所に払うぶん)
← 横にスクロールできます
| 窓口紙で出す | OSSオンライン申請 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| 自動車 移転登録 |
700円 | 600円 | OSSは完成検査終了証のある自動車の額 |
| 自動車 変更登録 |
500円 | 450円 | 引っ越し・氏名変更のとき |
| 自動車 新規登録(新車) |
1,300円 | 700円 | 差がいちばん大きいのがここ |
| 自動車 一時抹消登録 |
500円 | 450円 | |
| 自動車 永久抹消登録 |
無料 | 無料 | 解体したときの登録は手数料がかかりません |
| 車庫証明 保管場所証明 |
2,400円(東京) | ── | 🔴 都道府県の条例で決まるので地域差があります |
| 軽貨物 経営の届出 |
0円 | ── | 届出の手数料はありません |
| 古物商 新規許可申請 |
19,000円 | ── | 🔴 不許可でも返還されません |
登録手数料は「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」の額です。2026年4月1日に改定されているので、それ以前の書籍やサイトの額とは違います。車庫証明の手数料は都道府県の条例によるため、東京以外では異なります。
03そこに乗る実費 ── 額が決まっているものと、いないもの
手数料のほかに、集める書類の取得費がかかります。ここで大事なのは、全国一律の額があるものと、無いものが混ざっていることです。
全国一律で額が決まっているもの
- 登記事項証明書(法人で古物商を取るとき)── 書面請求 600円/オンライン請求で送付 520円/オンライン請求で窓口交付 490円
- 法人の印鑑証明書 ── 書面請求 500円/オンライン請求で送付 450円/オンライン請求で窓口交付 420円
令和7年4月1日からの登記手数料です。オンラインで請求すると安くなります。
🔴 額が決まっていないもの(ここは書けません)
- 住民票の写し(古物商)── 市区町村ごとに額が違います
- 身分証明書(古物商)── 本籍地の市区町村ごとに違います
- 個人の印鑑登録証明書(自動車の移転登録)── 市区町村ごとに違います
- ナンバープレート代(軽貨物の黒ナンバー)── 交付する軽自動車検査協会自身が「詳しくは当協会事務所・支所近隣の関係団体にお問い合わせください」と案内しています。つまり全国一律の額は公表されていません。「約1,500円」という目安をよく見かけますが、地域で異なります
- 駐車場の賃料(車庫証明・軽貨物の車庫)── 言うまでもなく物件ごと
04ケース別に積み上げると
役所に払う額だけを足したものです。書類の取得費(03節の「決まっていないもの」)は、別途かかります。
中古車を買って名義変更する
車庫証明 2,400円(東京)+ 移転登録 700円 = 3,100円。
これに旧所有者の印鑑登録証明書(額は市区町村による)が乗ります。
引っ越して住所を変える
車庫証明 2,400円(東京)+ 変更登録 500円 = 2,900円。
期限はどちらも15日以内です。
軽貨物(黒ナンバー)で開業する
経営届出 0円。役所に払う手数料はありません。
かかるのはナンバープレート代(地域による)と車庫の費用です。
古物商許可を取る(法人)
許可申請 19,000円 + 登記事項証明書 600円。
これに役員全員ぶんの住民票・身分証明書が乗るので、役員が多いほど増えます。
必要書類そのものは 必要書類を横に並べる →、期間や制度の性格は 3つの手続きを横に並べて比べる → にまとめています。
05安くする方法が1つだけあります
自動車の登録は、オンライン(OSS)で出すと窓口より安くなります。新車の新規登録では 1,300円 → 700円と、ほぼ半額です。移転登録は700円→600円、変更登録は500円→450円。
登記事項証明書と印鑑証明書も同じで、オンライン請求のほうが安く設定されています(600円→520円/500円→450円)。
06出典
- 国土交通省 関東運輸局「登録・検査手数料一覧表(令和8年4月1日現在)」(新規登録1,300/700、移転登録700/600、変更登録500/450、一時抹消500/450、永久抹消は無料)
- 国土交通省「自動車の登録・検査の法定手数料変更について(令和8年4月1日)」
- 警視庁「保管場所証明申請手続(窓口での申請)」(手数料2,400円)
- 警視庁「古物商・古物市場主許可申請」(手数料19,000円)
- 法務局「主な手数料一覧(令和7年4月1日~)」(登記事項証明書 書面600円/送付520円/窓口交付490円、印鑑証明書 書面500円/送付450円/窓口交付420円)
- 国土交通省 九州運輸局「貨物軽自動車運送事業経営届出書作成の手引」(手数料の記載なし=届出は無料)
- 軽自動車検査協会「番号変更(ナンバープレートの番号変更)」(「ナンバープレート代、関係団体での諸手続きにおける費用が必要となります。詳しくは当協会事務所・支所近隣の関係団体にお問い合わせください」)
本ページの額は2026年8月17日時点で上記の公的資料に当たって確認したものです。車庫証明の手数料は都道府県、住民票などの手数料は市区町村ごとに異なります。制度・額は改定されることがあります。
3分野を横断して読む
開業座には、分野別のガイドでは書けない「3つを横に並べたページ」を置いています。1つの分野だけを見ていると気づかないところが見えます。
- 3つの手続きを横に並べて比べる ── 許可・届出・証明の違い、窓口、法定費用、期間、始めたあとの義務、2025〜2026年の改正
- 変更があったとき、いつまでに出すか ── 15日/14日(20日)/3日前まで。届出の期限を根拠条文つきで
- どこへ行けばいいか ── 警察署・公安委員会・運輸支局・軽自動車検査協会の役割分担と「管轄」の決まり方
- 必要書類を横に並べる ── 人を審査するのは古物商だけ。車庫を示す書類は3通り